周りの雑音の影響を避けるために音源に近づくことは前回
書きましたが、多くのマイクは音源に近づくと低音成分が大きく
録音されてしまう「近接効果」という現象が起こります。
無指向性のマイクでは起こらないのですが
現在多くの機種では指向性のあるマイクを使っています。
(指向性の話は後ほど…)
自分の感覚で恐縮ですが大体、距離は10cm以下に近づけると
気になることが多いです。
ふくらんだ低音はEQ(イコライザー)で低減できたりもするのですが
「変な感じ」は残ってしまう場合も多くあります。
音作りは収録時に行ってゆくことがベストではあるのですが
マイクを音源に近づけると周辺雑音の混入を抑えることができるので
このあたりはトレードオフとなります。
どちらをとるのがよのか、その時々で判断を行います。
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