機種選びのポイント2 おすすめ機種

一例ですが機種を紹介します。

PCM-D50
メーカー:SONY
よき時代のソニーを思わせるしっかりとしたハードウェア。自己ノイズの少なさとバッテリーのもちのよさ、音質良好、優秀なリミッターが特徴です。低音の量感が少なめに録音されがち。最新機種はPCM-D100なのですがまだ価格が高いのでコスパのバランスでは本機がおすすめです。
レコーダーの価格差で性能差が出やすいのがヒスノイズ(サーというようなノイズ)の大きさです。ヒスノイズはレコーダーの構成部品の品質に影響を受けます。
その点、本機は優秀でソニーの本気を思わせるものです。
効果音、音響は小さな音を録音することも多く自己ノイズの少なさは大切なポイントです。
迫力のある音の加工にコンプレッサーエフェクトで圧縮することもあるのですがその際にもノイズの少なささは有利に働きます。
操作系も含め録音機としてのポテンシャルは高く、予算が許すなら本機が1台目の一番のおすすめです。
参考価格:中古で3万円位

H4n
メーカー:ZOOM
XLRのマイク端子による外部入力が行えるのが特徴。ガンマイクやアフレコ用にラージダイヤフラムのマイクなどが使えるため、実写映像を扱う方の1台目に良いのではと思います。

R-26
メーカー:Roland
エポックメイキングな製品としてヒットしたR-1、R-9のパワーアップ機種。外部マイク入力(XLR端子)に加えて指向性の異なる2つのステレオマイクを搭載しているのが特徴。ポータブルレコーダーに採用されるマイクは単一指向性のマイクが多いのですが、無指向性マイクも使えるところがポイント。
無指向マイクは単一指向性と比べて自然なイメージの録音になることが多いのでその特性を活かした収録を行えます。

H-1
メーカー:ZOOM
小さくて軽い、そして安価なレコーダー。
ZOOMはコストパフォーマンスに優れた機種を作るのが得意なメーカーな印象があります。
値段のわりにけっこう良い、そんな機種です。
高価な機種と比べて弱いところは音量レベルの合わせにくさ(メーターが小さく読み取りにくい、レベル合わせが迅速に行いにくい)です。
また、ヒスノイズも高価な機種と比べて多めです。

とは言ってもある程度の音量がある音は録音専用機ならではの良い音で収録できます。
差が出やすいのは特殊な環境、厳しい環境での録音です。


 
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