さて、ずっと念願だったフォーリースタジオがプレオープンになりました。
フォーリーとは映画やドラマ、アニメに効果音を後入れする手法のひとつで
映像を見ながら、リアルタイムで演技をしながら効果音を録音する手法です。
足音や動作音などを自然な演技で録音することができます。
これまで、屋内では躊躇してしまうような録音、
例えば砂ぼこりが多くでたり、ガラスを割ったり、水をぶちまけたり。
そういった録音が遠慮なく、品質良く行えるようになりました。
コンクリート床ブース。
通常部屋で足音を録音しようとすると床下の空間がボンボンと響いてしまいます。
コンクリート床はそれが無く、すっきりとした足音を収録することができます。
コンクリートの厚みは25cmほどあります。
破壊音ピットとして利用したり、ときにはプールを設置したり、汎用的に使えるブースになっています。
(中央に排水口があり直接水を流せるのもポイントです。)
部屋の壁と天井はグラスウール(吸音材)で覆われていて響きの少ない音響空間になっています。
天井も高く304cmあります。
高い天井高もすっきりとした響きの実現に役立っています。
土や砂、藁など。約90cm×60cmの木製ケースです。
音出し小物たち。
収納用品等もあわせてもろもろ一式で軽トラック一杯分になりました。
キッチンスペースも収録空間として利用できます。
大阪駅から電車で9分、園田駅近郊にあります。
きれいな場所とは言い難いですが下見等も気軽にいらしてください。
マイク:MKH-416、C414 マイクプリ:Model101(Grace design)